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* バブーンでもわかるアラ×レゴ
カウ&チキン本館からさまよいこんできた指輪物語超初心者はもとより。
映画は2本観たが、あちこちのサイトでエステルだのスランドゥイルだのグロールフィンデルだのという知らない名前がとびかっていてよくわからないので、一念発起して原作を読み始めたがトムなんとかいうおじさんのところで手間取って先に進まない、そんな方はいらっしゃいませんか。
しかも本編を全部読んだのに、エステルなんか出てこなかった?! と愕然としているとか。
そんな貴方のための、ウィーゼル独断による「
これだけは知っておきたい
」
初級アラ×レゴ解説
でございます。
指輪物語知識ではありませんので悪しからず。
というか、ほんの数週間前の自分がまさにソレだったんですね(2003年7月現在)。
なので基本的に
自分がアラレゴサイトをまわって
「
?
」
だった部分を扱った自分的メモ
であるとも言えます(実は同人復帰もひさびさで、最近の言い回しに「???」連発でした)。
ご覧のみなさんには「常識だ」という部分もあることとは思いますがご了承ください。
そしてまだまだ勉強不足の身、不適切と思うところはその都度修正入れます。
さすがに最低限以外のネタバレは自重したつもりですが、はたしてうまくいってるのやら(汗)。エレスサール王に関してはイキナリさくっと書いてます(苦笑)。
* * * * * *
1-1. アラゴルンについて
*update
さすらい人、通り名・ストライダー(馳夫【はせお】)として登場。しかしその正体は、人間の国ゴンドールの王族の血を引く最後の人物だった。そして後にエレスサール王となる。第三部タイトル「王の帰還」の王は、ほかならぬこの人のこと。
2歳から20歳まで自分の本当の素性を知らされずにエステルと名づけられ、母親とともに裂け谷のエルフたちのもとで育てられた。エルフ語がぺらぺらなのはそのせい。彼の「同族である人間よりもエルフを信頼する」かのごとくのエルフびいきは、ひとつの宿命的な要素である。
長命のヌメノール人という人々の子孫なので、普通の人間よりも寿命が長く指輪戦争の時点でも80歳は超えていて、だいぶ超人的体力を誇っている。
黒髪に灰色の目。旅の仲間の中で一番背が高い(原作)。
彼を指す別名に、彼の一族を表す「ドゥネダイン」(西方の人の意、単数形ドゥナダン)や、成人後一時素性を隠していたころの仮の名「ソロンギル」などがある。
1-2. レゴラスについて
レゴラスとはエルフ語で、グリーンリーフ、緑葉の意。闇の森のエルフの王スランドゥイルの息子。弓と短剣の使い手。
森と木をことのほか愛していて、森に来るたびにうっとりしている。
原作初登場時「緑と茶色の服を着た風変わりなエルフ」とだけ描写されている。じつはその後もあまり描写はなく、原作の彼はだいぶつかみどころがない。生年にも定説がなく年齢は500〜3000歳程度とされている(エルフではもっとも若い世代ではある)。母親はまったく不明で兄弟がいるのかも謎。
1-3. エルフについて
この世のあらゆる生き物の中でもっとも神に愛されている、もっとも美しい種族。そして喜びと悲しみに最も敏感な種族である。
永遠の命を持ち肉体的に年をとらない。病もなく、殺されない限り死なないが、ただ、あまりの悲しみに魂が砕けて死ぬことがあるという。
ほとんど疲れることがない。映画版でも、まわりがくつろぐ中でもレゴラスだけ座りもせず立っている(その立ち姿にはげしくもえウィーゼル)。
エルフの眠りは、他の生き物の目を閉じる眠りとは違うという。たとえ横になっていても目蓋は閉じていないし、歩きながら眠ることもできるらしい。
そのほか。
雪の上を歩いても足跡が残らないくらい体重が軽い。
眼や耳がするどく、遥か遠くのものを見たり、ごく小さい音を聴き取ることができる。
暑さや寒さも感じない。
ドワーフとは仲が悪い(昔、戦争をした)。
歌と詩作をなによりも愛する。
結論。
不老不死がゆえ生物的欲求には限りなく淡白なくせに、ひとたび知った情動には限りなく敏感。(「情動」を「官能」と言い替えるのはお約束です!)
それでも彼らの不死性永遠性は、けがれ失われることはない。
そういう、ただ純粋に愛されるための生き物だから。
……あとは、疲れない&ほとんど眠らなくてよいということなので、お相手はいろいろタイヘンなことでしょう。はげむのもほどほどにね! でも体重は軽いからポージングにバリエーションは(以下割愛)
「人間より体温が低い」とか「耳が感じやすい」とか「キスするときも目を閉じない」とかはオフィシャル設定なんでしょうか(笑)。
1-4. アラレゴの過去と現在と。
*update
アラゴルンとレゴラスがいつどこで出逢ったのかの記述は原作にはない。
はじめてレゴラスとアラゴルンが一緒に物語に登場するのは裂け谷での会議のシーンだが、とりあえず映画ではどう観ても初対面には見えない。いやむしろ、絶対になにかあると思わせようとしている。しているともあれは。
書かれていない2人の過去の出逢い、2人が不自然なく接点をもったと思われそうなTPOは、けっこういろいろ考えられる。それを夢想するのは各人のお楽しみの一つである。
そんな映画版、旅の間、仮にもエルフの王子であるレゴラスをアゴで使っちゃう馳夫さんたら、何なんでしょうあれは。夫婦かよ。しかしまあとにかく映画でこの2人が際立ってくるのは、TTTから。「じつはFOTRではアラゴルンとボロミアの区別がついてなかった」と告白しているアラレゴフアンは意外と多い。これから映画を観る人は要注意。……TTTは、すごいから。
アラゴルンがエレスサールとしてゴンドールの王となった後。レゴラスは故郷の闇の森を出て、ゴンドール領内の美しい土地イシリアンに一族の一部をつれて移住する。これが一部のフアンの間で半ば公然と「愛人」「側室」「二号さん」と言われるゆえん。(※カウ&チキンではこのレゴラスを「現地妻」と言うことにしています。)
……そして。
エルフから見ると人間は、あっと言う間に成長し、歳をとって死んでしまう、もろくはかない生き物である。そしてエルフは過去を胸に抱いたまま、未来も永遠に生き続ける。
神はそういうふうに、同じ世界の中に、エルフと人間を作った。
1-5. 不死の国について
*update
不死の国(アマンの地)は、中つ国から海を越えてはるか西、エルフの魔法の船だけが行くことができる祝福された土地。神々と、彼らにもっとも愛されている不死の者であるエルフだけが住んでいる。
戦いなどの傷がもとで死んだエルフの魂は自動的にこの地に運ばれ、ここでまた永遠に生きることができる。エルフ同士ならばいつか不死の国で再会できるのだ。
指輪をめぐる戦いが巻き起こる時代の中つ国では、すでにエルフの時代は過ぎ去ろうとしている。エルフたちは中つ国で生きることに倦み疲れ、不死の国への宿命的な憧れに心ひかれて、中つ国を去っていく。彼らは二度ともどってくることはない。
西への憧れ、それは海への憧れであり、カモメの声はエルフの心をかきたてる。レゴラスにとってもそれは同様である。しかしレゴラスは最後の「別れ」のときまで中つ国にとどまり、王エレスサールにつき従う。『白の木の王への愛のために。』(※白の木はゴンドール王家のシンボル)